空前の登山ブームに「山ご飯本特集」

公開日: 更新日:

「山と食欲と私」[3] 信濃川日出雄著

 山ガールと呼ばれるのを嫌い、「単独登山女子」を自称する27歳のOL・鮎美を主人公にした人気コミック。

 最新の第3巻では、元恋人の婚約を知り傷心の先輩を連れて奥多摩へハイキングに行き、岩茸石山の山頂で待ちに待った昼食の準備。鮎美が先輩のために作ったのは「丸ごとトマトのジャンバラヤ」。

 他にも、雨の休日に自宅で作る「自分だけの行動食」や、会社のレクリエーションで出かけた高尾山で食べる「だご汁」、そしてお盆休みを利用して上高地から奥穂高岳を目指す3泊4日の山行でまさかのアクシデントなど。

 つらい山道を登り切った後で、ご褒美に食べる登山食のおいしさを鮎美の笑顔が教えてくれる。(新潮社 520円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る