「妖獣都市 邪体曼荼羅 〈闇ガード〉」菊地秀行著

公開日: 更新日:

 みづきは、高校に通いながら、衣装のデザインから、歌とダンスのレッスン、そして売り込みまですべて自分でこなす「セルフ・プロデュース・アイドル」として活動。月1のライブの帰り道、山田と名乗る男がみづきに声をかけてきた。彼を気に入りホテルに誘ったみづきだが、山田は彼女の全身に描かれた蛇の入れ墨に尻込みする。シャワーを終えたみづきが部屋に戻ると、天井から女の声がする。異界である〈向こう側〉の〈索敵者〉の妖物・蜘蛛女ダナエの声だった。ダナエはみづきの〈こちら側〉での名を聞き、奮い立つ。みづきの父と母は向こう側の妖物と互角に戦う伝説の〈闇ガード〉だった。

 アダルトエンターテインメント「妖獣都市」シリーズ8年ぶりの新作。(毎日新聞出版 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ