著者は若い頃に渡米して本場の眼科治療を学び、海外でのコネクションを保ちつつ白内障や緑内障、網膜剥離などの眼科手術にまい進している眼科専門医。これまで15万件以上の眼科手術を行ったという。
そのスーパードクターが、平均的な日本の眼科治療が世界と比べてどれだけ遅れ、非常識がまかり通っているかを説明している。
日本の網膜剥離治療で行われている手術によりどんな不具合が起きているのか、「目の体操」などの健康法が何をもたらすのかなど、目からウロコの話が満載。目の手術を検討している人には必読の書だ。(光文社新書 800円+税)