「テレビでは言えない 大相撲観戦の極意」舞の海秀平著

公開日: 更新日:

 元人気力士で、解説者として活躍する著者が、現役時代のエピソードを交えながら、大相撲の観戦のポイントや、その知られざる舞台裏を語った相撲本。

 後に横綱となる白鵬に期待した宮城野親方は、当初、彼のしこ名を大鵬と柏戸の両横綱から1字をもらい「柏鵬」とするはずだった。だが、入門当時は62キロしかない細身で、荷が重すぎると判断し、肌の白さから白鵬に変更したという。

 そんなしこ名にまつわるさまざまな話題から、身長が合格基準に満たず、頭にシリコーンを入れたという逸話を持つ本人が語る小兵力士の魅力と技、43ある相撲部屋の特色など。読めば「相撲通」に近づける一歩踏み込んだ解説書。(ポプラ社 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に