「相続した田舎の困った不動産の問題解決します」渋谷幸英著

公開日: 更新日:

 何かと揉めるもとになる相続。なかでも田舎の不動産や山林などの土地は厄介だという。

 都内でレストランを営んでいたAさんはバブルの頃に田舎の土地を農地転用の許可を得て購入し、固定資産税を毎年払い続けていた。ところがいざ処分しようとすると、登記簿上の地目は「畑」のままだった。購入した際に地目変更の手続きをしていなかったため、農家しか買うことができない土地としてAさんは持て余すことに……。

 ほかにも「相続した土地を他人が勝手に駐車場として使っていた」「売ろうと思ったら家が建たない土地になっていた」など、よくあるトラブルから「きちんと売ってくれる不動産屋の見つけ方」「田舎の山林の売り方」まで、田舎の不動産特有の問題を豊富な事例とともに解説。

 田舎の不動産を売買したい人必読の一冊だ。(雷鳥社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?