「スナックの歩き方」玉袋筋太郎著
「全日本スナック連盟」会長の肩書も持つ著者によるスナック入門書。
昭和を感じさせる店の構え、愛情たっぷりのお通しやおつまみ、人生経験豊富なママの人情が通った接客、常連客との交流、そして懐メロカラオケなど。世の中から消えつつあるモノがたっぷりと詰まったスナックは、実は国内にコンビニよりもはるかに多い10万軒もあるという。
さまざまなタイプのスナックがあるが、その基本はママ(あるいはマスター)が切り盛りしている個人経営の店で、お客さんと血の通ったコミュニケーションを楽しむ場所だと著者は定義する。初対面でも楽しく飲める店の見つけ方から、店内での作法など、年間150軒、各地のスナックを飲み歩く達人が、その楽しみ方と魅力を伝授。(イースト・プレス 800円+税)