「大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】」中村仁一著

公開日:  更新日:

 ベストセラーになった前著から5年、77歳の著者が「健康寿命」を延ばすことに躍起になっている社会に再び警告を発す。

 近代医学は中途半端で治らないものは治らないが、「どんな状態であろうと助かればいい」「一分一秒でも長く生かせばいい」と考えていることが恐ろしいという著者。医師が唱える「科学的根拠」の正体、「死を先送りにするだけの医療」の実態に切り込み、穏やかな死を迎えるために老人は医療についてどう考え、どう付き合っていくかを問う。

 無用な終末医療や介護から「希望する死」を守るための「事前指示書」の書き方を具体的に教えてくれている。団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になる2025年に向け、読んでおきたい一冊だ。(幻冬舎新書 840円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロシア専門家が警鐘「北方領土問題進展は日本側の幻想」

  2. 2

    巨人が岩隈獲得も…“救世主”とアテにできない致命的欠陥

  3. 3

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  4. 4

    火野正平との醜聞が話題に 元祖バラドル小鹿みきさんは今

  5. 5

    FA丸を筆頭に総額50億円大補強…巨人最大の問題はリリーフ

  6. 6

    魔性の女が復活…「あな渡」は“荻野目慶子劇場”と化した

  7. 7

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

  8. 8

    ソフトバンクを襲った“3重苦” 上場延期説が市場を駆け巡る

  9. 9

    清原の二の舞か…“Vの使者”丸を待つ巨人移籍1年目の大重圧

  10. 10

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

もっと見る