「異名・ニックネーム辞典」杉村喜光編著

公開日: 更新日:

「アーカンソー州」から「王彩樺」まで、もともとの言葉や名前・地名6548項目、それらに対応する異名・ニックネーム1万2386項目を網羅したユニークな辞典である。

 司会者の「愛川欽也」のニックネームは「キンキン」、俳優「哀川翔」は「Vシネマの帝王」、アメリカ大統領「トランプ」は「不動産王」「暴言王」と呼ばれているというあたりなら知っている人も多いだろう。だが、元プロ野球選手の「黒木知宏」の「魂のエース」やあだ名が「ジョニー」と言われたいきさつや、アイゴ科の魚「あいご」の別名に、「アイ」(愛知)、「ウミアイ」(熊本)、「イタイタ」(富山)、「オイシャ」(山口)、「シブカミ」(和歌山)など23種もあることなども載っているのだ。

「海のキュウリ」「5人目のビートルズ」「角界のディカプリオ」「森のバター」といえば何か。 読んで楽しい、クイズにも使えるおもしろ雑学満載である。(三省堂 2600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ