「爺は旅で若返る」吉川潮、島敏光著

公開日: 更新日:

 50歳を過ぎて一人旅をするようになった吉川氏は、次第に旅行の手配が面倒になり、JR東日本の「大人の休日倶楽部」に入会。するとこれが大正解。お一人さま歓迎ツアーでさまざまな場所に出かけた。

 初めて申し込んだのは「東北3大桜名所花見ツアー」。運よく3カ所とも桜が満開で気をよくした氏は以来、越中おわら風の盆ツアーや京都ツアーにも参加する。そんな数々の経験から、一人旅の服装は野球帽は厳禁、カジュアル過ぎずちょっとオシャレを意識すると楽しく、また料金が安いツアーのときは、ホテルのアメニティーに期待ができないので、タオルなどは持参が吉という。

 吉川氏による「国内編」、島氏の「海外編」に分かれた構成で、自身のエピソードやシニアが楽しめる場所を紹介しつつ、代理店を使ってツアーを楽しむコツ、旅に出る際に役立つ情報などを紹介。旅に出たくなるガイド&エッセー。

(牧野出版 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり