「今こそ『資本論』」 フランシス・ウィーン著 中山元訳

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 カール・マルクスの名著「資本論」の21世紀的意義を解き明かした入門書。

 マルクスの最初の計画では、「資本論」は全6巻の構成だった。しかし、生前に刊行されたのは1巻だけで、残りの巻は残されたメモや草稿に基づいてエンゲルスらがまとめたものだという。「資本論」は経済学の書物と見られることが多いが、マルクス自身は自分を創造的な芸術家で、弁証法の詩人だと考えており、資本論の著作計画を背後で支えているのは、哲学と文学の知的な土台だそうだ。

 マルクスが「資本論」を計画、執筆するまでの背景に始まり、理解し難いと敬遠され続けてきたこの書物を、どのように読むか。そして、どのように読まれてきたかを解説する。(ポプラ社 820円+税)

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