本城雅人
著者のコラム一覧
本城雅人作家

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞の記者を経て09年「ノーバディノウズ」(第1回サムライジャパン野球文学賞)でデビュー。17年「ミッドナイト・ジャーナル」で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に「紙の城」「監督の問題」など多数。

連載<10> 「したけど一回だけよ」と由貴子は認めた

公開日:  更新日:

 今まで由貴子のメールを待ったことはなかったが、さすがに日曜から四日も連絡がないと気に掛かった。

 ――キコ、安孫子とは本当に一回きりだったのかよ。

 そう聞いた後の由貴子の物悲しそうな表情は翔馬の脳裏に焼き付いたままだ…

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