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「近代日本一五〇年」山本義隆著

 日本は開国と同時に、西欧近代の民主主義思想や人権思想はないがしろにしたまま、他方で西欧の科学技術を貪欲かつ効率的に吸収し、工業化としての近代化を成し遂げた。その後、敗戦でひとたびは頓挫したが、経済大国として復活。その間、一貫して列強主義・大国主義ナショナリズムに突き動かされ、エネルギー革命と科学技術の進歩に裏打ちされた経済成長を追求してきた。しかし、今、科学技術の破綻としての福島原発事故、経済成長の終焉を象徴する急激な人口減少という明治以降初めての事態に遭遇している。

 そんな「列強主義ナショナリズムに支えられた成長イデオロギー」という思想に突き動かされてきた日本の近代化の歩みを改めて総括する論稿。

 (岩波書店 940円+税)

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