「男の本音を知る技術」高野麗子著

公開日: 更新日:

 恋愛不毛の時代、「結婚できない若者」という言葉がテレビなどマスコミを通じて漏れ聞こえてくる。こんな時代にあって、もてはやされているひとりが著者。現役時代、7000人以上の男性を接客した元ナンバーワンキャバ嬢で、引退後は日本初のキャバ嬢専門コンサルタントとして予約待ちが出るほどの人気ぶりだ。そんな彼女が、体験を通じて知った男の本音などを具体的に紹介した本。

 たとえば、女性から声を掛けることは恥ずかしいことではないと言い切る。むしろ「待ちの大和なでしこ」は封印しましょうとも。要は心を開いて、まずはコミュニケーションをとることが必要だということ。それは男性にとっても言えることで、本は男のための優れた指南書としても役立つ一冊だ。 (大和書房 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方