「東京の巨大地下網101の謎」森岡知範ほか著

公開日: 更新日:

 埼玉県春日部市にある謎の巨大空間。幅78メートル、長さ177メートルの広さに、高さ18メートル、重さ500トンの柱が59本もそびえている「地下宮殿」さながらの神秘的な空間がある。実はこれ、大雨で川があふれないように造られた巨大な地下のため池で、周辺の5つの河川が増水したときにこの「神殿」に流れ込む仕組みだ。

 ほかに、平均深度39メートルという深さからシェルター説がささやかれる地下鉄大江戸線、異常なまでの迷宮化が進む東京地下街、歩いて20分はかかり、ほとんど人通りのない川崎市の人道海底トンネルなど首都圏・東京の謎の地下施設を一挙紹介。巻頭カラーグラビア付き。図版多数。(宝島社 1380円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝