「鉄路2万7千キロ世界の『超』長距離列車を乗りつぶす」 下川裕治著

公開日: 更新日:

 何泊もかけて延々と走り続ける世界各国の「超」長距離列車を乗り継ぐ異色の鉄道紀行。

 まずはインドのアッサム州ディブルガルから最南端のカンニャクマリまで4273キロを4泊5日で走破するヴィベクエクスプレス。ネット予約で乗車の保証だけは確保できたが、席やベッドはウエーティング状態で、乗車当日まで分からない。初日ガラガラだった列車は進むにつれて超満員。1車両72ベッドの車内に200人以上がすし詰めで、座っているだけで身動きも取れない状態が延々と続く。

 その他、広州からラサまで4980キロやウラジオストクからモスクワまで9259キロなど5カ国で合わせてJR全路線よりも長い距離を走破。

(新潮社 630円+税)




最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞