「日めくり怪談」吉田悠軌著

公開日: 更新日:

「荻窪駅の近くって、異世界に通じているみたいですよ」と、サトシくんが怪情報を教えてくれた。ある女性が、歩きスマホをしながら荻窪駅から新荻窪駅に向かっていた。2つの駅をつなぐ道はいつも乗り換えの人で混み合っている。ふと顔を上げると周囲の人びとが消え、まったく見覚えのない場所に立っている。駅の近くなのに、周囲は田畑だ。あちこちにアラビア文字とハングル文字を合わせたような字体の看板が……。

 そんな話を聞いた「私」はネットの地図を確認したが、いくらクリックしても「新荻窪駅」が表示されない。いつもJR中央線からあの私鉄に乗り換えるとき、利用しているのに……。(「7月18日」)

 日めくりで楽しめる365話の怪談。

(集英社 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    高市自民に「卑怯」「選挙やり直せ」とSNS大炎上! 違法「広告動画」出稿疑惑は拡大必至

  4. 4

    高市首相が国政初挑戦の1992年に漏らした「女を武器に」の原点 投開票日の夜に“チョメチョメ”告白の仰天

  5. 5

    ひろゆき氏も"参戦" 「タモリつまらない」論争に擁護派が続出する“老害化とは無縁”の精神

  1. 6

    休養中の菊池風磨「timelesz」5月ライブは不在…チケット"取れすぎ"が危ぶまれるグループ人気と「激痩せ」と「占い」

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    今春の関東大会は「戦い方」が難しい 夏以降の新チームにも薄っすらと危機感を抱いています

  4. 9

    ビットコインは一気に投資拡大の可能性 200日移動平均線の水準に

  5. 10

    テープのつなぎめが分かりにくい「ハイファイ・ビートルズ」