「ヤンバルの深き森と海より」目取真俊著

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 2018年12月、辺野古新基地建設のため、沖縄の海に埋め立て用土砂が投入された。防衛局は埋め立て用土砂の細粒分などの割合を10%前後と申請したが、業者への発注では「40%以下」としている。この砂浜はウミガメが産卵し、ジュゴンも生息していたが、土砂投入後、海は赤茶色に染まり、今帰仁村の沖ではジュゴンの死骸が発見された。

 辺野古新基地建設でヤンバルに海兵隊基地が集中すると被害の拡大が予想される。1995年には小学生が米兵3人に暴行される事件があった。日本人の大多数は、日米安保条約は必要だから、沖縄の人には気の毒だが我慢してほしいと考えていると、目取真は指摘する。

 目取真が2006年から2019年までに発表した評論を収録。 (影書房 3000円+税)

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