「イクメンの罠」榎本博明著

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 昨今のイクメン「ブーム」や男性育休の「義務化」の弊害について指摘し、父親のあり方について指南する子育て本。

 自らも子育てに積極的に関わってきた著者によると、父親が育児を担うのが望ましいのは当然だが、新生児期から世話するイクメンは「もう一人の母親」になりがちだという。父親が、母親のように子供に張り付き、かいがいしく世話する家庭では、父性機能が欠如して、子供は一人前になるよう鍛えてもらえない。その結果、「何事も自分中心で、社会性が乏しい」「衝動コントロールができない」「友だち関係でつまずきがち」「自立心が乏しく、いつまでも親を頼る」などの問題が生じるという。

 イクメンと父親の違い、3歳を過ぎた子供をどう導くかなど、父親のすべきことを教えてくれる。

(新潮社 858円)

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