本屋での盗撮にご注意

公開日: 更新日:

 岡山大学病院に勤務する30代男性看護師が盗撮したとして、3月14日に懲戒免職処分となった。犯行場所となったのはなんと、岡山市内の書店だ。

 警察庁の統計によると、2021年の盗撮の検挙数は5019件。2010年と比較して3倍近くに増えており、社会問題化している。

 トイレや浴室のような無防備になる場所が標的になるのは想像に難くないが、実は書店も狙われやすい場所だという。法務省によると、2019年は206件の盗撮が書店・レンタルビデオ店で発生しており、全体の5%に上る。

「ほとんどのお客さんが本や雑誌に集中していて、周囲や背後の様子が見えていません。そこが狙われてしまうんです。店内も明るく危機感が生まれない上、『まさか書店で』という思い込みもつけ込むスキになります」(All About防犯ガイドの佐伯幸子氏)

 薄着が多くなるこれからの季節。どうすれば安心して書店に行けるのか。

「ロングスカートにしたり、腰巻きのカーディガンでガードしたりしましょう。また、本棚や柱を背にして立つと、視界が開けて背後も安全です。春に限らず性犯罪は発生しています。自分に迫る危機を察知して、身を守る防犯意識は常に持ちましょう」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ