八重洲ブックセンター本店 44年の歴史に幕

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 100万冊以上の在庫量を誇る日本最大級の書店「八重洲ブックセンター本店」が3月31日をもって44年の歴史にいったん幕を閉じる。

 八重洲周辺の再開発計画に伴って現在の本店は営業を終了するが、2028年度建設予定の超高層大規模複合ビルに将来的な出店が計画されている。

 本店内に設置されている寄せ書きには、「高校生の頃から60の今まで長年ありがとうございました」や「カミさんとの待ち合わせが八重洲ブックセンターでした」「本当に困ったときに何度もこちらの本で助けていただきました」など、多くの人の人生と寄り添ってきた本店の姿が書き記されている。

プロジェクト「未来への一冊」も実施中

 また、再出発に向けたプロジェクト「未来への一冊」も実施中。2028年の新本店オープン時に並んでいてほしい本を、本店、またはWebフォームから応募することができる。

「おかげさまで、100件近くのご応募をいただいております。ご応募いただいた本はできるだけ並べたいと思っております。大切な一冊、思い出の一冊をぜひ並べてください」(営業部・内田さん)

 5年後の再開を心待ちにしよう。

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