本のタイトルはニュートレンドは「シン・○○」

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「シン・日本共産党宣言」や「シン・中国人」のように「シン・」を冠したタイトルの本が次々に出版されている。「シン・」という表現は、映画監督の庵野秀明が2016年に「シン・ゴジラ」で用い、「シン・エヴァンゲリオン」や「シン・ウルトラマン」と続けて自身の作品に採用したことで浸透した。

 日刊ゲンダイの調べによると、「シン・」が本のタイトルに初めて使用されたのは、シシドヒロユキ著「シン・ヤマトコトバ学」で、17年2月。その後、新書やビジネス書、オカルト本や医学書といったジャンルで主に使われた。

 一方、映画「シン・ウルトラマン」が公開された昨年5月以降は、児童図書の「シン・動物ガチンコ対決」シリーズや、ライトノベルの「シン・サークルクラッシャー麻紀」のように、子どもや若い世代を対象にした本にまで使われるようになった。これまで「シン・」が使われた本は55冊に上る。

 今年に入ってからすでに11冊のタイトルに採用された「シン・」。17日には映画「シン・仮面ライダー」が公開される。書店が「シン・」で埋め尽くされる日も近いかもしれない。

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