庶民的な中古マンションすら買えない怒り「空き家と移住」

公開日: 更新日:

「空き家と移住」垣谷美雨著

 都内の賃貸マンションに住む黒田史緒里は、自分も同居人の日比野大河も正社員として働いているのに庶民的な中古マンションさえ買えないことに腹を立てていた。テレビで、駅から3分の住宅地にある空き家の映像を見て、日曜日に現地に行ってみた。その家の庭には錆びた冷蔵庫などが捨てられて荒れ果てていた。近所に住む千堂千絵が、今日、この家が行政代執行を受けると教えてくれた。1人暮らしの千絵は蛍光灯の取り換えなどを大河に頼むようになったが、ある日、自宅の名義を大河らの名に書き換えたいと言い出す。

 マンションが買えない、実家の土地が売れないなど、現代の住宅事情を描いた小説。 (朝日新聞出版 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    森香澄はピアニストを夢見て練習に打ち込むも、1浪して東京女子大現代教養学部へ…高校は都立新宿

  3. 3

    森香澄には「あざとかわいい」にとどまらない「主役体質」の素質アリ

  4. 4

    キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%

  5. 5

    渋野日向子に「全米女子プロ」逆転出場の道…勝みなみと3年連続タッグでツアー唯一のダブルス戦V狙う

  1. 6

    生田斗真の活躍を見て育った弟・竜聖は川崎の公立中学から中大法→フジテレビへ

  2. 7

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  3. 8

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

  4. 9

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  5. 10

    高市事務所が選挙ネット戦略で手だれに接近のナゼ…中傷動画作成・拡散のキーマン松井健氏の“意外な実績”