「ナイトハイクのススメ」中野純著

公開日: 更新日:

「ナイトハイクのススメ」中野純著

 夜の登山=ナイトハイクの魅力とノウハウを紹介する指南書。

 夜の登山口に立ち、行く手に広がる真っ暗闇の森の中に入っていくかと思うと誰もがひるむ。しかし、なるべくライトに頼らず歩いていると、目が闇に慣れて超高感度の夜目(ナイトビジョン)になり、目の前に昼の森とはまったく違うモノトーンの幻想的な景色が魔法のように現れてくるという。視覚の劇的な変化だけでなく、五感のすべてが鋭敏になり、落ち葉が着地する音や、茂みに潜む獣の息遣い、離れたところで咲く花の香りにも気づくようになる。

 また山頂で見上げる星空や流れ星、山上から眺める日の出や日の入りなど、その魅力は枚挙にいとまがない。ナイトハイクの季節ごとの楽しみ方から、マナーや装備、おすすめコースまで解説。 (山と溪谷社 1210円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上