「ホンボシ」佐藤誠著

公開日: 更新日:

「ホンボシ」佐藤誠著

 2006年4月、東京都文京区の住宅で、安田種雄の死体が訪ねてきた父親によって発見された。妻のX子は隣室で子どもと寝ていたという。覚醒剤が発見されたことから「覚醒剤乱用による自殺」とされた。X子は後に自民党衆議院議員の木原誠二と再婚したことから、この事件は「木原事件」と呼ばれる。

 事件から12年後、警視庁の特命捜査第1係が再捜査に着手するが、翌年、露木警察庁長官が「事件性は認められない」と発言し、捜査は打ち切られる。

 だが、検視官が司法解剖の必要性を認めたのは事件性があるからではないのか。X子の取調官だった佐藤誠は「これは殺人事件だよ」と実名告発に踏み切る。

 未解決怪死事件の取調官による告発手記。

(文藝春秋 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン