(3)どこから戻ってきた布団だい
佐吉は怪訝そうに客に視線を向けたが、そのまま帳場へ向かった。
糸と弥助の無言の駆け引きが続く間に、小僧が急須と茶碗を盆にのせて運んできた。
「女将さん気が付きませんでした」
十二歳の小吉が脇にかしこまり、糸の張りつめた心をかすかに緩めた。
佐吉の気…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,032文字/全文1,173文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。

















