全聾もウソ NHKも心酔した佐村河内守の凄まじい演技力

公開日: 更新日:

 別人に曲を書かせていたことがバレた自称作曲家の佐村河内守(50)。「全聾(ろう)の作曲家」としてメディアに登場し、CD「交響曲第1番HIROSHIMA」のセールスは18万枚を記録した。印税や著作権使用料を合わせると、稼ぎは約3000万円に上る。

 それにしても、18年にわたって関係者を欺き続けたダマしの手口はすごい。中でもNHKスペシャル「魂の旋律―音を失った作曲家」を担当したディレクター古賀淳也氏は佐村河内に心酔し、番組制作に加えて「魂の旋律―佐村河内守」なる本まで出版している。

 この本には、少女バイオリニストの大久保美来さんを訪ねるシーンについて、こんな一節がある。
<(佐村河内は)時折、ヴァイオリンのボディに手を当て、美来さんが奏でる音色を指先から感じ取り、きれいな音が出ていないことを指摘し……>

 名演技を見せた上で、こんなやりとりが続く。
「美来、ヴァイオリンの音をどっちの耳で聞いているの?」
「左の耳」
「だめ。右の耳で聞かないと」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  2. 2

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 3

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  4. 4

    Rソックス吉田正尚が契約1年残して今オフ“クビ”の危機…日本球界復帰いよいよ現実味

  5. 5

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  1. 6

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 7

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  3. 8

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  4. 9

    巨人・坂本勇人「二軍落ち」のXデー…代打もムリで「そのまま引退」にも現実味

  5. 10

    高市首相と麻生副総裁ついに亀裂か? 永田町がザワついた「焼き魚狂騒」の噴飯