修正版ほぼ撮って出し 「明日ママ」撮影現場のテンヤワンヤ

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 ついに国会の場でも取り上げられる事態に発展したドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)問題。日テレはスポンサーからも総スカンを食らい、完全降伏だ。

 自社のHPには制作局長の名前で、全国社会福祉協議会と全国児童養護施設協議会に宛てた“謝罪文”を掲載。「事前に児童養護施設を取り巻く環境などの実情を詳細に伺い、表現上留意すべき点などをより慎重に確認しておく必要があったと認識しております」と取材の甘さも認めた。

 渦中の今月5日に放送された第4話は視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回から1.9ポイントの微減だったが、単発CMも姿を消し、すべてACという異常事態が続いている。物語の過激度合いもトーンダウン。施設長が子供たちに暴力を振るうシーンや、ペット扱いするようなあけすけな暴言はなくなった。脚本家・野島伸司氏の代表作のひとつ、「高校教師」の映画版でヒロインを演じた遠山景織子(38)がゲストで出演。申し子が見せ場をつくったが……。

「撮影現場はテンヤワンヤのようです。というのも、本来、『明日ママ』は4月スタートを予定していたが、1月スタートのドラマが主役の降板で前倒しになってスタートした事情もあり、撮影スケジュールはタイトだった。加えてこの騒動です。4月ドラマなら子供たちは春休みがありますが、今は学校があるので放課後と土日しか撮影できない。脚本の修正もあるから、ほとんど撮って出しに近い」(テレビ関係者)

 全9回のうち放送されたのはまだ第4話まで。日テレの針のムシロはまだ続く。

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