「嵐」人気はなぜ止まらないのか 明大名物講師が解き明かす

公開日: 更新日:

 アイドルグループ「嵐」の勢いが止まらない。つい先日も、今年11~12月にかけて5大ドームツアーを行うことが発表されている。いったい人気の秘密はどこにあるのか。上梓したばかりの著書「隣の嵐くん~カリスマなき時代の偶像~」で彼らの魅力とその理由を余すところなく解説した明治大学講師・関修氏を直撃した。

■メンバー全員が横並び

 明大で「嵐」を題材にした講義を行っている関氏の専門はフランス現代思想。セクシュアリティーの観点から見た文化論、中でも美男論の提唱者として、ジャニーズウオッチャーの第一人者という声もある。そんな関氏は嵐のブレークの理由を「バーチャルな最良の隣人であるから」と分析する。

「まず、CMでもバラエティー番組でも親しみやすさを感じさせるものが多い。たとえば、『ひみつの嵐ちゃん!』での『マネキンファイブ』というコーナーでは、メンバーがテーマに沿ったファッションをコーディネートするのですが、いわゆるキメキメの芸能人ファッションではなく、普通の男の子が着るような服。これは、SMAPが『SMAP×SMAP』内のコーナー『ビストロSMAP』で、セレブ感漂う料理を披露するのとは対照的といえます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然