ザ・ジャガーズ橋アキラはサラリーマン集うライブバー経営

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 60年代後半のGS黄金期。ザ・ジャガーズは67年、「君に会いたい」でデビューし、翌年、「キサナドゥーの伝説」が大ヒットした。きょう登場の橋アキラさん(64)は、70年から活動を停止する71年末までの2年間、同グループのボーカルとして活躍した。今どうしているのか。

「いらっしゃい。カウンターに座ってよ」

 六本木交差点すぐの飲食店ビル4階のライブバー「プチタブロー」を訪ねると、橋さんが待っていた。

「店を始めたのは35年前の79年ね。最初は今の東京ミッドタウンそばにあった11坪のハコで、14年前に移転してきた。15坪、6席のカウンターを含めて30席だよ」

 横に長い店の左奥にはステージが。天井のミラーボールがキラキラ回転し、雰囲気は70、80年代だ。

「毎晩8時に開店し、深夜までってのが基本スタイル。お客さんの入り具合に応じて2、3回のミニライブをやってるけど、ステージ脇にギターが6本とドラムがあることでも分かるように、お客さんの飛び入り演奏も大歓迎だよ。オヤジバンドブームが続いてるらしく、管理職風のサラリーマンが部下を連れて来て、自慢げに腕前を披露するなんて光景もしばしばだね。あと、お客さん同士でセッション大会になっちゃうのも珍しくない。ロック、フォーク、ポップス、シャンソン、カントリー&ウエスタンとジャンルも問わず、ボクも手が空いてれば参加する」

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