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野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第18回>見どころは「ドス」を「銃」に持ちかえたガンアクション

公開日: 更新日:

 一方、高倉健の見逃せないシーンは2つ。ひとつは銀行強盗を射殺するために出前のラーメン店店員に扮した彼が行内で強盗を射殺するシーン。もうひとつは倍賞千恵子の愛人だった連続射殺犯(室田日出男)をかくまわれていたアパートで射殺するシーンだ。射殺犯からピストルを向けられそうになった瞬間、高倉健は抜く手も見せずピストルを撃つ。こういうシーンは体の動きがいかにもなめらかでなければ説得力が出てこない。

 いつもはドスを手に殴り込む高倉健がピストル射撃を十分に学んだ結果が表れている。

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