作曲家・三枝成彰さん 学生時代はゴールデン街につぎ込んだ

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 当時の学生にとっては水割り1杯150円ほどの「サントリーレッド」「ブラックニッカ」が一般的で、「サントリーホワイト」が少し格上。「サントリー角瓶」が飲めると涙がこぼれるくらいうれしかった。ましてや「サントリーオールド」なんて、社会人になって役職が付かないと到底飲めないくらいの高根の花。今じゃ、考えられませんけどね。

■バーボンのクラッシュアイス、白ワインの水割り

 そして、大学を卒業して作曲家になると、仕事柄、日本国内はもちろん海外でもあちこちで飲むようになりました。

 ちょっと変わった飲み方で今も印象的なのは40年ほど前の秋、ニューヨークのショットバー「ハリーズバー」で飲んだバーボンのアイスシェーク。1対1にしたバーボンとクラッシュアイスをシェークしただけなんだけど、ちょっと高価な毛皮を着たお婆ちゃんがオーダーしてグラスを傾けてるのが、すごく小粋だったんです。

 試しに僕も飲んでみたら、普通のロックにはない、まろやかな味わいと馥郁とした香りでね。帰国後、行きつけのバーでオーダーし、しばらくハマってましたね。

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