映画「ズタボロ」主演の永瀬匡が語る「今回の役は自分とかぶる」

公開日: 更新日:

 不良と暴走族が跋扈した1980年代初頭、学生時代を過ごした中高年には懐かしいかもしれない。作家ゲッツ板谷(50)が立川で喧嘩に明け暮れた高校時代を描いた自伝的小説の映画化「ズタボロ」(橋本一監督)だ。学ランの主人公コーイチを演じる若手注目株、永瀬匡(22)に聞いた。

■作品を見たとき、これって俺じゃん!

「俺たちは誰にも媚びねえ。俺たちが最高だろ?」とコーイチは粋がり、暴走族やヤクザ相手に喧嘩して文字通りズタボロになる。最近の青春映画にない、熱く血なまぐさいシーンの連続は約3週間、みっちり訓練して臨んだ。

「喧嘩のシーンの撮影は、普通のお芝居とは違うドキドキというか、緊張感の連続でした。このパンチが当たったら、撮影が止まるなっていうハラハラがあって、実際、顔にパンチをもらって腫れてしまい、(病院送りになって)撮影を飛ばしてしまったこともあります」

 今どきの細身のイケメンだが、「今回の役は自分とかぶることが多く、ありのままというか、完成した作品を見たとき、これって俺じゃん! て感じでした」と笑う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に