「報ステ」も屈服 民放ニュース解説“総安倍シンパ”の危機

公開日: 更新日:

 テレビ朝日が官邸の言論弾圧に完全屈服だ。安倍政権に批判的な「報道ステーション」はもはや骨抜き。メーンキャスターの古舘伊知郎氏が3月末で降板するタイミングで、日替わりのレギュラーコメンテーターの総入れ替えプランが浮上しているという。

 現在のコメンテーターは朝日新聞論説副主幹の立野純二氏、経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏、北海道大公共政策大学院の中島岳史准教授、首都大学東京の木村草太准教授の4人だ。

「政権との軋轢を避けたいテレ朝上層部が『報ステ』の大改造に積極的で、古舘氏の後釜に局アナの富川悠太氏を起用した。これを機に“色のない”報道番組に衣替えを図ろうと、日替わりコメンテーターを全員クビにするというのです。後任に名前が挙がっているのが、共同通信客員論説委員の後藤謙次氏。『帯』での出演が検討されています。安倍首相に配慮した発言が多く、安倍首相応援団のひとりとして知られます」(民放関係者)

 安倍首相と後藤氏は“メシ友”だ。首相動静で公表されている限りでも、再登板後の13年7月に2時間近くも会食。14年6月には約1時間の単独インタビューを受け、15年5月にも食事を共にしている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー