大河では裏切り者…温水洋一は希有な“中間管理職”キャラ

公開日: 更新日:

 大河では死んでしまったが、ぬっくんはバラエティーに欠かせない。打ち首の2日後の「クイズやさしいねSP」(フジテレビ系)では、赤いセーターのやさしそうなおじさん姿で登場。「岡山のある町の街灯の1つずつに笠がついているやさしい理由」という出題に、正解は“星が奇麗に見えるようにするため”なのに、「桃の成長に影響が出ないように。岡山だから」とトンチンカンな解答で笑わせた。

 優しさや癒やしがとかく求められるご時世で、温かキャラの温水はこの手のバラエティーに必要な存在になってきている。当番組には「M-1グランプリ」で優勝して今や売れっ子のトレンディエンジェルも出ていたから、解答者のうち3人がハゲ! 地デジでテレビ画面が鮮明になってから、やたら小奇麗な男の子が重宝されてきたが、今年は“温か薄らハゲおじさん”が密かにブームになりそうだ。

 ぬっくんは「ぶらぶらサタデー・タカトシ&温水の路線バスの旅」(フジテレビ系)でも安定感あるし、愛される癒やし系中間管理職のお手本か。
(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー