上重アナMC降板で露呈…日テレ「枡アナ頼み」の深刻度

公開日: 更新日:

 視聴率争いでは2年連続3冠王に輝く日本テレビ。4月改編でもほぼ現状維持の“横綱相撲”だが、先日、明らかになった同局の上重聡アナ(35)の「スッキリ!!」MC降板は蟻の一穴になるかもしれない。

 もし仮に、上重がイチ会社員という立場にもかかわらず、「ABCマート」元会長から約1億7000万円を無利息で借り、都内に高級マンションを購入などしていなければ、この春は日テレにとって3冠を地固めする最高のタイミングになり得たからだ。

 というのも、朝の情報番組戦線で視聴率ナンバーワンを誇る「めざましテレビ」(フジテレビ系、午前5時25分~8時)は、MCのカトパンこと加藤綾子(30)が3月いっぱいで退社に伴い降板。20代、30代女性から圧倒的人気を誇るカトパンがいなくなれば視聴率への影響は避けられない。「めざまし」から小倉智昭司会の「とくダネ!」(8時~9時50分)への連携にキシミが生じるこのタイミングに日テレが乗じることができれば、午前中の視聴率争いを制することができたからだ。

「日テレは数字が比較的好調な『ZIP!』(午前5時50分~8時)から『スッキリ!!』(8時~10時25分)にうまくタスキを渡すことに注力してきましたが、それが上重のスキャンダルで全部がパー。スポンサーだけでなく、メーン視聴者である主婦層も怒らせてしまった。4月から『スッキリ!!』は番組名こそ同じですが、総合演出のプロデューサーも交代。MCも刷新です」(日テレ関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」