謹慎中にも気遣い 北野誠を救ったやしきたかじんの“親心”

公開日: 更新日:

 大学時代から関西でお笑いタレントとして注目を浴び、東京進出後はバラエティー番組の司会や辛口のコメンテーターとして人気になった北野誠さん(57)。そんな約40年の芸歴の中には山もあれば深い谷もあったが、落ち込んだ時に親身になってくれたのがこの人、やしきたかじんさん(故人)だった。

■自腹で全国各地のツアーに同行

「どうしてんねん。今回のこと、俺にしゃべってくれへんか」

 たかじんさんからこんなメールが来たのは、僕が芸能活動を休止し謹慎することを記者発表(2009年4月28日)した2日後ですわ。お断りする理由もないから会うたんですが、還暦記念の「やしきたかじん 2009年 爆暦ツアー Takajinコンサート『最終章?』」の直前やったこともあって、「どうせ暇やろ。俺のコンサート見て、イチからやりなおせ」と。こんな話になったんです。

 ツアーは大阪・岸和田から始まり全国各地で行われたんですけど、僕は大阪、京都、東京、そして札幌のコンサートに自腹でついてって、他にも、付き人みたいに週3日、4日とご一緒させてもらってました。たかじんさんのコンサートいうとアンコールを入れて3時間ほどあって歌とトークが半々。そら、ステージを見てるだけで勉強になりますよ。つかみ、豊富なネタの面白さ、イジリ……。誰も真似でけへんほど見事やからね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"