裕次郎記念館の閉館で再燃 「石原プロ危機説」は本当か?

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 北海道小樽市の石原裕次郎記念館が来年8月末に閉館することをきっかけに、ここ数年、ささやかれ続けている石原プロモーションの“危機説”が再燃している。

 記念館が閉館されるのは来館者が減ったことと、老朽化した建物の維持が難しくなったことなどが主な理由。記念館は一応「株式会社石原裕次郎記念館」として独立した企業の形態をとっているが、石原プロの関連会社であることに変わりがないことから「救済しないということは、やっぱり本体(石原プロ)の方もヤバいらしい」というわけだ。

 すでに散々言われていることだが、危機説の第一の理由は若手がまったく育っていないことだ。元社長だった渡哲也(74)が現在リハビリ中の身で、稼いでいるのは舘ひろし(66)と神田正輝(65)ぐらい。これで30人のスタッフを食わせていくのは、かなり無理がある。

「渡哲也が社長を辞任し、実質経営権を(裕次郎の妻の)石原まき子さんに渡したことで世間の耳目を集めた“大政奉還”(2011年5月)も実は体のいいリストラ策でした。渡のほか、業界ではヤリ手で知られていた小林正彦専務や役員だった舘や神田も退任し、役員報酬を減らしている。さらに当時社員だったスタッフもいったん退社させ、必要な人員だけ再雇用していたのです」(ベテラン芸能記者)

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