不祥事で中止 なぜミス慶応から局アナが輩出されるのか?

公開日: 更新日:

 主催団体の不祥事によって今年の「ミス慶応コンテスト」が中止になった問題で、女子アナ界が騒然となっている。91年受賞の小川知子がTBSアナになって以来、ミス慶応は女子大生の憧れの的。局アナの登竜門とされていて、95年に與芝由三栄(NHK)、99年は中野美奈子(フジ)、00年は鈴江奈々(日テレ)、01年が青木裕子(TBS)、06年が竹内由恵テレビ朝日)、12年が小沢陽子(フジ)、13年が宇内梨沙(TBS)といった具合。

 局アナの競争率は「1万人に1人」ともいわれるが、ミス慶応の中には医師になったり、そのままタレントとして芸能界入りした人もいるから、女子アナ志望者に限ってみればかなりの高確率でキー局に入社している。「ミス慶応」はどうしてそんなに局アナになりやすいのか。女子アナ評論家の高島恒雄氏が言う。

「慶応大学に合格した時点で“成績優秀”、ミスになった時点で“容姿端麗”は約束されたも同然ですよね。それに加えて“人前慣れ”が重要な要素としてあげられると思います。ミス慶応は4月にファイナリストの6人を決定し、11月の本選までの半年間、各種のイベントや雑誌の取材など、さまざまな活動をしなければならない。まるでアメリカの大統領選みたい。その間にいろんな人と出会い、人前でしゃべり、さまざまなハプニングに対応することで、面接試験での切り返しはもちろん、アナウンサーに合格してからのハートの強さなども養われる。各局の採用担当もそこを重視していると思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波