沖縄帰り逆境に…パッション屋良はトレーナーで極貧脱出

公開日: 更新日:

 彼女とは沖縄にいたころからずっと付き合ってて、アパートは大家が住む家の隣の駐車場の上を増築した一間の部屋。大家さんが車を出し入れするたびガタガタ揺れて(笑い)。家賃は安かったけど、不安定な造りで、目の前の道路をトラックが通ると、テレビの上の物が全部倒れるくらい。

 彼女は勤め人で僕より収入がよくて。家賃は折半にしてたけど、僕がちょっとテレビに出始めた時は、貧乏なのにバイトもできず、時間も金もない。もうバイトするのも面倒くさいから、「俺のこと養ってくれる?」というのがプロポーズの言葉でした、ハハハ。それに彼女は「いいよ」と。05年だったかな。結婚指輪は渋谷で買った6000円の超安物。今も持ってますよ。

■体育教員免許を持っていて良かった

 ただ、その後はピン芸人としてテレビや営業で忙しくなって! 奥さんも喜んでくれたけど、数年後にはまた暇になっちゃって。子供が2人いたけど、預けられる施設が見当たらないから、奥さんは働けないし、5年前に「子供を育てやすい沖縄を拠点に活動しよう」と決め、2人で帰郷しました。

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