ペリー荻野
著者のコラム一覧
ペリー荻野コラムニスト

愛知県出身、時代劇研究家。大学在学中からラジオパーソナリティー兼放送作家としての活動を始める。主な著作は「チョンマゲ天国―時代劇が止まらない」「ちょんまげだけが人生さ」「ちょんまげ八百八町」など。また、監修した時代劇音楽CD「ちょんまげ天国」4作は12万枚を突破している。

<第1回>長寿人気を支えた 目、耳、舌を楽しませる仕掛け

公開日:

 平成元年から28年の歴史を刻んだ中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」(フジテレビ系)が、12月2日「五年目の客」、3日「雲竜剣」2夜連続スペシャルでいよいよファイナルとなる。ファンとしてはさびしい限りだが、きっちりと引き際を決めた潔さもまた「鬼平」らしさという気もする。

「鬼平」魅力の第一は主人公長谷川平蔵の人柄だろう。妾腹に生まれ、若いころには放蕩三昧。剣は凄腕でちょっとワル。これで女にモテないわけがない。その後、火付盗賊改方長官となった平蔵は、自分が見込んだ盗賊を密偵にする。その信頼に命がけで応える配下の者たち。人の世の裏表を知り尽くしたおとなの男、厳しさと温情を併せ持つ鬼平はしばしば理想の上司といわれる。事件探索のサスペンスとともに身分を超えた人間ドラマも見どころだ。

 中村吉右衛門(72)は40歳のとき、「次の鬼平に」と原作者の池波正太郎から直々に依頼されたが、「40歳はまだまだ小僧ですから」と断ったという。しかし、5年後、再び池波から声がかかり、ドラマ化が実現。原作者の強い思いが感じられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    6億円&原監督のメッセージ…巨人「FA炭谷取り」真の狙い

  3. 3

    袴田吉彦と“アパ不倫”の真麻さん 新恋人との「結婚」激白

  4. 4

    「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で安倍政権の公約破壊

  5. 5

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  6. 6

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  7. 7

    元武富士ダンサーズ 大西裕貴子さんが明かす“CM撮影秘話”

  8. 8

    ネットに顔さらされた運転手はホリエモンを訴えられる?

  9. 9

    関根正裕×江上剛 総会屋事件対応した2人が語る今の銀行界

  10. 10

    カネだけじゃない…ソフトBが持つ最大の武器は“世界の王”

もっと見る