【対談】宮嶋茂樹×小原玲 フライデー襲撃事件を振り返る

公開日: 更新日:

小原 僕ら世代で現役の報道カメラマンは宮嶋ぐらい。湾岸戦争の「美女図鑑」しかり、不肖と謙遜しながらも報道写真家の矜持を守ってるんだから凄い。

宮嶋 小原の動物写真は見る人の心を和ませる。被写体こそ違うけど、思いは同じだよね。

――今後の展望をお聞かせください。

宮嶋 初めての写真集で右翼の赤尾敏、その次に野村秋介を撮ってるんだけど、2人とも亡くなっているんです。また被写体に死なれると嫌だなとか思って、その後は個人の写真集はオファーがあってもお断りしているんです。でもまあ、そんなこと言ったって、魅力のある人、撮りたい人は出てくる。チャンスはこれからも逃したくないですね。

小原 僕はまだまだシマエナガちゃんと向き合いたい。シマエナガ撮影の第一人者として、いい写真を撮る使命を背負っているつもりでいます。(おわり)

▽みやじま・しげき 1961年、兵庫生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家に。現在も「不肖・宮嶋」として報道の第一線で活動。近著は「SCRAMBLE! 航空自衛隊60周年写真集」(講談社)など。

▽おはら・れい 1961年、東京生まれ。茨城大学人文学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家として活動。アザラシの赤ちゃんとの出合いを機に動物写真家に転身。近著は、写真集「シマエナガちゃん」(講談社ビーシー)など。

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