• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

東出昌大の壊れっぷりが凄い「あなたのことはそれほど」

 今期は「小さな巨人」「警視庁捜査一課9係」「緊急取調室」など刑事ドラマが乱立している。おかげで、逆に目立っているのが不倫ドラマ「あなたのことはそれほど」だ。優しい夫、涼太(東出昌大)との2人暮らしに物足りなさを感じていた美都(波瑠)が、中学時代に憧れていた同級生・有島(鈴木伸之)と出会って不倫関係に陥る。

 最大の推進力は、美都が有島との再会を「運命」と感じたことだ。また有島の方も、妻(仲里依紗、好演)が出産を控えて実家に戻っていたという、実にわかりやすい状況だった。これで美都と有島が芸能人や政治家だったら、フツーにゲス不倫報道されるところだ。

 だが、このドラマにはフツーじゃない人物が2人いる。1人は東出が演じる涼太だ。妻の浮気に気付きながらも平静を装っていたが、無理だった。

 美都はもちろん、有島夫妻に対しても、「知っているぞ」のサインを送り始めたのだ。すでに見る側の興味は、東出の“壊れっぷり”と“追い詰め方”に集中している。

 もう1人、注目したいのが美都の実母である悦子(麻生祐未)。世の荒波を乗り越えてきたシングルマザーにしてスナックのママだ。美都に向かって、「あんた、そもそも誰も選んでいなかったのよ。選んだのは自分の幸せ」と言い放つ。そんな娘に春が来た、じゃなくて嵐がやって来た。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「稼いだのは1カ月…」ブレークから10年たった鼠先輩は今

  2. 2

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  3. 3

    沖縄県知事選 玉城デニー氏「ひとつになって前進すべき」

  4. 4

    プーチンに後から反論…安倍首相“フェイク発言”の苦し紛れ

  5. 5

    抑え崩壊で接戦恐怖症 巨人最後の手段は「守護神・菅野」

  6. 6

    今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

  7. 7

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  8. 8

    巨人と西武のオーナーが示唆も…「監督続投要請」の吉凶

  9. 9

    富士山大噴火 気象研「降灰量シミュレーション」の衝撃

  10. 10

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

もっと見る