なまりで悩む斉藤暁を救う 先輩女優・吉田日出子の一言

公開日: 更新日:

 言葉のイントネーション、アクセントを必死に矯正して稽古するけど、また怒鳴られる……。これが入団から半年ほど経っても、まだ続いていました。その一方で、時間を見つけてアルバイトに精を出さないと食っていけない。毎日ヘトヘトです。

 そんなある日、デコ(吉田日出子)さんがまだ駆け出しの私たち新人と一緒に共演してくれました。その時、なまりを矯正しようとすることばかり考えて、落ち込んでいる私に、「その気持ちでいいから」という言葉をかけていただいたのです。「役づくりはいい方向にいってるわよ」という意味だと私は解釈しました。そして、「私の役はなまりがあるのだ」と自分で決めたのです。

 こう思うと気持ちが楽になり、以前にも増して役づくりに集中していけました。デコさんは演技力の高さがとても評価された、当時のアングラ演劇界のカリスマ女優。自由劇場の創設者のひとりとして幹部の中でも別格の存在でした。入団してそれほど間がない僕にとっちゃ、まさに雲の上の人だけに本当にうれしかった。

■帽子を奪うシーンなのに帽子がない!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった