ホッケー少年から俳優 立花裕大“生みの親”陣内孝則に感謝

公開日: 更新日:

 撮影ではよく怒られました。「スタート!」の声がかかったのに、キョロキョロしてまばたきをたくさんしたり。稽古と本番って全然違うのにも驚きました。本番はエキストラがたくさんいて、本番の声がかかった途端シーンと静まりかえる……。でも、陣内さんは大きな声でこういう感じでやってほしいと実際にやってみせて、わかりやすく芝居をつけてくれました。「OK!」の声もすっごく大きくて。教えてもらううち、少しずつ自分が成長していくのを感じて、スタッフや共演者と仲良くなって撮影の最後には胸がいっぱいになりました。

 公開されたのは中学3年になってから。ドキドキしながら見たけど不思議な感じでしたね。自分の顔がスクリーンにアップで映り、音楽とか、仲良くなった衣装さん、共演者のみんなとやったことが凝縮されてて。友達や親戚の反響もすごいし、自分でも親や友達と3回も見に行って撮影の時のことをどんどん思い出して……感動が蘇って俳優をやりたい! と思いました。

■洋服を段ボール何箱分ももらったことも

 陣内さんは「やりたいだけやれ!」と言ってくれました。陣内さんの映画とか舞台も見に行かせていただいて少しずつ勉強。高校までは学業優先だったけど陣内さんが出演する「交渉人~THE NEGOTIATOR~」(テレビ朝日系)にゲストで出させてもらった時は自宅で直々に指導してくれました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか