球場で孤立…大島さと子を救った巨人藤田元監督の気遣い

公開日: 更新日:

 女子大生リポーターのパイオニアで、キャスターとしても大活躍。今はハワイに住みながら、ドラマやバラエティーに出演するたびに帰国している大島さと子さん(57)にとって恩人は巨人元監督の故・藤田元司さんだ。

 ◇  ◇  ◇

「僕のそばにいなさい」

 藤田監督が優しく、こうおっしゃってくださったのは今も忘れられません。1982年3月、東京ドームになる前の後楽園球場でした。その年の2月に成城大を卒業し、4月スタートの巨人軍応援番組「ビバ!ジャイアンツ」(日本テレビ系)の司会兼現場リポーターに抜擢されまして、その取材中の出来事です。

 今でこそ女性のスポーツキャスターやリポーターは多いけど、35年前は専門誌に数人、女性記者がいるだけのほぼ男性社会。とくにプロ野球の取材ともなると各社が番記者を送り込み、女性記者は私が初めてといっても過言ではありませんでした。なぜ私が抜擢されたのか? ちょうど江川卓選手や原辰徳選手ら若手が伸び盛りで、球団は“ヤングジャイアンツ”のキャッチフレーズで若いファン層の開拓を狙っていて、番組としても新たな視点でのリポートを期待したようです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」