著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

百恵は伝説に 引退の安室奈美恵はどんなドラマを残すのか

公開日: 更新日:

 人気全盛期の引退は山口百恵さんがつとに知られている。半年に及ぶ引退コンサートでは全国を回り、地方では「百恵列車」「百恵弁当」まで登場。地域を挙げての盛り上がりを見せて迎えた日本武道館でのファイナル。歌い終えた百恵さんは「私のわがままを許してくれてありがとう。幸せになります」と最後の挨拶。真っ白なマイクを中央に置き舞台を降りた。そのシーンは伝説となり芸能史に刻まれている。

 百恵さんの引退から来年で38年。現在の歌姫・安室奈美恵(40)が来年、引退する。引退コンサートは国内ドームに中国、香港、台湾での開催が決定した。動員数は70万人突破、売り上げは100億円超えと、数字だけでも新たな伝説をつくるのは確実。チケットも争奪戦は必定。ゲットできない人はせめて「テレビで歌っている姿を見たい」と、ファンならずとも願うが、安室は原則、テレビに出演はしない。地上波からネットに替えてでも「露出ありき」のアイドルたちとは違う。

「ステージで魅了する歌手としてのプロ意識。ある意味、歌手として正しいあり方」(音楽関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み