犯人と勘違いされ…大地康雄“悪役顔で逮捕”の苦い思い出

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 その晩、バイトが終わってからヤケ酒をたんまり飲みました。途中から記憶をなくし、気がついたのは翌日の昼すぎ。自宅にはいましたが、どうやって帰宅したのか覚えてない上に、強烈な二日酔い。二度とこんな飲み方はしないぞ! と思いましたねえ。

■居酒屋に入ると客がビビって逃げた

 そして83年。主演ドラマ「深川通り魔殺人事件」が放送され、私を一躍、有名にしてくれました。この作品は81年に発生した事件の実録で、あまりにも犯人をリアルに演じたため、放映したテレビ朝日に「服役中の犯人を出演させたのか」と問い合わせがくるほど反響がありました。

 ところが、それからは飲み屋に行くとみんなビビるんですよ。居酒屋に入れば、隣の席の女性グループが慌てて勘定して逃げ、地方の赤提灯では私の顔を見た途端に、カウンターの中にいたマスターとママさんが条件反射のようにしゃがんで隠れてしまう。ドラマの犯人と勘違いしてのことです。おまけにインパクトが強すぎて、イメージが固定され、次の仕事が来ない。3年ほどまた食えなくなったんですから、世話がない。お酒は好きなのに苦い酒、まずい酒ばかりでした。

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