てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「俺の嫌な部分って、そこじゃないっていうか、もっとこぼれ出る嫌な感じなのに」by品川祐

公開日: 更新日:

 そんな品川に対し、東野幸治は5年前、「どうした!? 品川」と警鐘を鳴らした。

「自分が爆笑とったらドヤって顔して、他人が笑いとったら苦虫かみつぶしたような顔をする」(テレビ朝日「アメトーーク!」12年9月13日)

 そんな「クソ生意気」な品川が好きだったと。だが、彼は「これ以上嫌われたくない」とお笑いの世界ではおとなしくなり、他の分野に活躍の場を求めたのだ。それでもそのイッチョカミ具合と小ざかしさで、各分野で敵をつくってしまう。カズレーザーはそんな品川をこのように語っている。

「ビジネスライクに、お笑いやられてるなって思うんですよ。お金になりそうなこと、すぐやるじゃないですか。どれがホントの品川さんか分かんなくて。でも、それで絶対結果出すのはホント尊敬するんすよ」(テレビ朝日「金曜ロンドンハーツ」16年9月2日)

 そう、品川はお笑いでも映画でも料理でも、あれだけ嫌われているにもかかわらず、必ず結果を出しているのだ。

「ただ、必死に走ったの。後ろを振り返ったら、嫌われてたの!」(テレビ朝日「爆笑問題の検索ちゃん」12年10月15日)

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