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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「アイツのおかげで、ヒーローになれた。この濱口優の半分をつくった」by 濱口優

公開日: 更新日:

テレビ朝日「陸海空 地球征服するなんて」(12月9日放送)

「ワシがこうなったんはもう、アイツのせいやからな」と語りだした、よゐこ濱口優(45)が続けて語った言葉を今週は取り上げたい。自分をつくったという「アイツ」と対決したいと挑戦状を送ったのだ。「アイツ」とは今年、スタッフにもかかわらず大ブレークを果たした「ナスD」こと友寄隆英ディレクターのことだ。

 ナスDは「陸海空 地球征服するなんて」で部族の村に潜入。現地の人から出されるものを何でも食ってしまう。それどころか、現地の人がこれはやめたほうがいいと警告するものまで、ちゅうちょせず食ってしまう。同行した芸人のU字工事の存在まで食ってしまった男だ。

 現地の人が冗談で美白にいいと教えた「ウィト」を顔に塗ると、実はそれが入れ墨の染料。顔がナスのように黒紫色になってしまった。そのインパクトある顔はまさに今年の顔となった。

 そのナスDが濱口を「つくった」という。どういうことか。実は「獲ったどー!」という決めゼリフを生んだ「いきなり!黄金伝説。」(テレビ朝日)のサバイバル企画で、濱口にそのノウハウを指導していたのが、ナスDだったのだ。

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