今度はジョンヒョンが…“自殺者続出”韓国芸能界の深い闇
韓国の男性アイドルグループ「SHINee(シャイニー)」のメーンボーカル、ジョンヒョンさんの自殺(享年27)は、グループ所属の大手芸能プロが「デマや臆測報道は控えて」と訴えるなど大騒動になっている。しかしながら友人アーティストに託されていた遺書がすぐさま公開されたり、「実は死んでいない」とする生存説まで飛び交うなど波紋は韓国社会全体に広がっている。
この芸能プロ「SMエンタテインメント」はJYP、YGと並ぶ韓国3大事務所の一角で、日本でも人気の東方神起、少女時代、BoAらが所属。レコード会社も持ち、「SM帝国」とも呼ばれているという。今回のジョンヒョンさんの自殺と事務所の関わりは分かっていないが、過去には5人組だった東方神起の元メンバー3人が待遇を巡って事務所を提訴して辞め、2人組になる分裂騒動やトラブルも報じられている。芸能プロデューサーのイ・ビョンフン氏は言う。
「SMに限りませんが、韓国のグループはデビューする前から大変なんです。難関のオーディションに合格しても、それから短くても2~3年、5年くらいの訓練期間があり、練習生の間は寮生活とスタジオの往復で軍隊のように管理され、携帯の使用も制限される。そこでの競争を勝ち抜き、ランキング上位の者を組ませてデビューさせるからこそ、完成度の高いグループができるのですが、道のりのあまりの過酷さから脱落する者も少なくない。そこであらかじめ脱落者を当て込んで、5人組グループをデビューさせるのに最初は8人で組ませたりしているのです」